介護職員日記

アラサーのこどおじ介護職員の日記。年収は280万3316円

認知症の利用者の失敗(失敗ともいえないようなこと)を怒鳴りつける介護職ってどういう神経をしているのだろう。

認知症の利用者の失敗(失敗ともいえないようなこと)を怒鳴りつける介護職ってどういう神経をしているのだろう。

今日は明けで、とある認知症のおばあちゃんがほかの利用者が飲み終わったコップを流しまで運ぼうとしてくれたのを、「あなたがやらなくていいから!」と冷たく叱っていたのを見た。

そのおばあちゃんは明らかに落ち込んでいた。

かわいそ。

別に怒ることあるか?

むしろお礼言ってもいいんじゃないの?

死ぬほど面倒くさいことをやらかされた、繰り返し同じことばかり話しかけられて疲れている、そういうことならまだ怒鳴ってしまうのもわかる。(ダメだけど)

 

認知症において物忘れなんか可愛らしいもので、厄介なのはBPSDと言われる症状である。

いわゆる世間的な「介護は大変!」というイメージの症状はこれだ。

徘徊とか攻撃とか。

どういうときにそれが起こるのかというと、まあいろいろあるけど一つには不安が強まったときだ。

利用者を不安定にさせると、大変になるのはこちらである。

 

それに、あの方々は基本逃げ場がない。

我々は嫌になったら最悪職場を退職すればいいが、認知症の方々はそうもいかない。

下手したら死ぬまでいなければならないのだ。

しかも自分のいる場所もわからずに。

 

利用者の方々には、俺のできる範囲でなるべく安らかに老後を過ごしてもらおうと思う。

ちなみに俺の職場はグループホームである。