介護職員日記

アラサーのこどおじ介護職員の日記。年収は280万3316円

今日は明け

今日は明けだった。

 

俺勘違いしていたんだが、年収というのは手取りでなく総支給額で計算するそうだ。

とはいってもおよそ280万円。

これはやはり、施設長になるのが正解かもしれない。

例え一年しかもたなかったとしても生涯収入はだいぶ増えるだろう。

その施設長の件だが、ちょっと事前にお偉いさんと話しておく必要があるかもしれない。

向こうが何を俺に求めているのか、どういう考えで俺を引き立てたのか知らないとやりづらい。

まず誰が最初に俺の名前を出したのか知りたい。

つかほぼ社長と話したことないんだが。

その社長のイメージは関西弁のきついおばあちゃん、という印象だ。

多分苦手なタイプ。

噂によると前の施設長を、彼女がやめたあと全体会議の場でぼろ糞にけなしたそうだ。

やべえ。

多分やり手がいないような底辺職場なので、ぶっちゃけ誰でも良かったって感じだと思う。

そうでもないと俺が管理職とかないない。

 

ところでだが、新人さんの話。

フィリピンの女性であった。

20から30代?

ちょっと片言で、漢字が読めないらしい。

介護経験はなし。

やっぱり介護初めてでここの職場というのは、うーん・・・。

 

俺の場合は新卒でそこそこ大きい病院のグループのオープニングスタッフとして入った。

結構みっちり研修受けさせられて、練習とかも利用者が入る前から何度も指導させられたので、それは幸運だった。

 

ぶっちゃけ今のところのだいたいの先輩職員よりも介護技術の基本はできてると思う。

まあどうでもいいことを指摘されまくってそのたびにペコペコ頭下げて今の職場でしか通用しないようなやり方を覚えていったのだが。

 

今思い出すとあそこも施設長すぐにやめたな。

一年ぐらいだったか?

俺はその施設長と割と仲が良くて、というかそのころの俺は今より希望に溢れていて、若干陽キャだった。

施設長の家までお邪魔して手作りご飯をご馳走になった。

やっぱ施設長って大変なんだろうな。

今の俺のとことは規模が違うが。

 

その新人さんに他の先輩職員の目を気にしながらなるべく優しく教えようとするのだが、「うるさい先輩」になってしまっている気がする。

どうでもいいことはやりたいようにやってもらって、大切なことだけ指摘しようとしているのだが、人に教えるのって難しい。

なにしろ介護経験がないので、なにもできないのだ。

一生けん命といった感じだし、他の職員にもわりと評判がいいのだが、それでもしばらくは苦労するかもしれない。

俺に何か言われるたびにちょっとビクつかれる気がする。

まるでかつての俺を見ているようだ。

まずは一か月なんとか頑張ってほしい。

生暖かく見守ろうと思う。