介護職員日記

アラサーのこどおじ介護職員の日記。年収は280万3316円

昨日は過去問終わらせたけどまだ今日介護福祉士勉強できてない

現在歩数確か2900歩くらい

過去問終了!

 

今日は明けだった。「看取り」考

 

昨日夜勤出勤したらとある利用者のおじいちゃんの容体が予想以上に衰え激しく、家族も治療を望んでいないということで「看取り」となった。

看取りって俺初めてでなんか昨日はフワフワと夢でも見てるようだった。

「看取り」というのはまあ要するに延命治療をやめて自然に弱って亡くなるのを見守るってことである。

なんか謎に罪悪感がある。

だって汚れた口を拭いたりすると嫌がる仕草をするし、手を握ると暖かいのだ。

まだ生きている。

 

基本的に俺は介護職のくせに延命治療反対派で、寝たきりの人って死んだ方が幸せなんじゃないか?と今まで思っていた。

しかし今消えゆく命をまえにするといろいろ揺らいでしまう。

もうまともにご飯を取ることが難しく、食べても誤嚥してむせてしまうのだ。

だからご飯も苦しいだけなのであげなくなった。

いいのかな?

いいのかな?って思ってしまう。

サチュレーションも50ちょっと。

普通なら救急車呼んで即入院になる数字である。

でも救急車は呼ばない。

家族もかかりつけ医も望んでいないから。

 

基本的に俺の考える介護職の仕事で大事なのって、まず第一に利用者の安全を確保することだと思っている。

これは初めての上司に教えられたことだ。

 

しかし「看取り」というのはその反対の価値観でもあるので戸惑っている。

いや、知識としては知っている。

介護福祉士の勉強範囲だし。

 

でも言うなれば「殺人行為」に近いもののように俺は感じてしまっている。

 

「看取り」に反対なわけじゃない。

例えば胃瘻造設による経管栄養といって胃に穴をあけてチューブで直接食べ物を入れる、そういう措置をすれば多分数年、下手するとあと十年は長生きするだろう。

それは利用者にとって幸せなのだろうか?

家族の負担も大きいし。

 

あーなんかなー。

 

知ってたけど、施設に入れられた時点で利用者って「死ぬ」のを待たれてる存在だと思う。

いくら綺麗ごと並べても。

いやまあ家族も愛してないわけではないと思う。

だからといって家族が家で見るの馬鹿きついし。

 

やっぱ長生きっていいことじゃないと思う。

正直な話。

健康寿命という言葉があって、そっちを目指すのはいいと思っている。

俺の人生の目標として最後まで歩くこと、口からご飯を食べること、これをクリアしたいという願望があり、地味に努力はしているつもりだ。

 

俺の両親が認知症になったらその時俺はどうするか。

俺自身がよぼよぼの寝たきりになったら殺してほしいのか?

 

うーん。

 

俺しばらく連休続くから、もしかしたら休んでいる間にこの利用者のおじいちゃんは亡くなるかもしれん。

もしまだ元気だったら、最後まで世話しようと思う。

 

体を綺麗にしてやる。

なるべく苦しくないようにしてやる。

家族さんにも出来る限りフォローする。

 

俺は俺が出来ることを精一杯やるしかない。

そう思う。

 

それはそうと俺介護福祉士の勉強昨日夜勤中に過去問終わらせてから全然やってないんだが。

 

最後の過去問正答率74%で92点だった。

75点が合格ラインなので、本番でこれが出せれば余裕ではある。

 

とりあえず寝る前に少しでも参考書を見直す。

見て覚える! 介護福祉士国試ナビ2023

いよいよ本番だ。

 

あ、将棋勝ったよ。