介護職員日記

アラサーのこどおじ介護職員の日記。年収は280万3316円

今日明け。あのおじいちゃん頭打ってやばくなった。

今日は明けだった。

なんか俺が休んでいた間に、あのおじいちゃんがやばかったらしい。

 

 

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なんか居室でぶっ倒れて、頭打ったらしい。

脳外科だか連れてってMRIとってなんもなかったから我が施設に戻されたらしい。

 

しかしぶっちゃけ明らかにおかしかった。

 

朝と夕方の区別がついていない。

ご飯を食べたのをすぐに忘れる。

ろれつがまわっていない。

立つことにすら苦労する。

わけのわからないことを言い出す。

 

俺の知っている休み明け前のこの人は、まあ頭に血がのぼりやすくわがままも多いが、割と頭がよく、普通に会話してる分には俺はそんなにこの人を嫌いではなかった。

元優秀なセールスマンで(支社長にまで出世したと自慢していた)、なんというか割と自立できていた。

自分でトイレも行けてたし。

まあ認知は普通にあったんだが。

 

それがトイレどころか方向転換も立ち上がることすら困難になっていた。

 

トイレ介助したが、なにしろ俺よりも体重あるし、きつかった。

 

現在はとりあえず車いすで対応。

まあ本人今まで車いす使用してなかったし、自分の体重が重すぎて自走できていない。

なんだか可哀そうになってしまった。

 

俺が見る限り明らかに脳の血管にダメージがある。

再受診が必要だと思うと進言したのだが、一応グループホームの見解としてはMRIとってなんもなかったから大丈夫ということらしい。

様子見となった。

 

唐突だが、ここでひとつ懺悔する。

 

懺悔だが、これはブログにスパイスを加えるための嘘である。

けして万が一関係者の知るところになり問題になったら困るから予防線を張っている、というわけではない。

あと炎上したらやだな、とかそういうことも全くない。

犯罪になるのかも、という不安もない。

しかしフィクションということでお願いする。

 

なんか夜勤中ものをひっくり返したようなばかでかい音がして、なんか嫌な予感がしてこのおじいちゃんの居室を覗いたら、床にぶっ倒れていた。

起こしてと言われたのでベッドに持ち上げた。

これだけでも女だったら無理だっただろうな。

めっちゃ重かった。

本当だったら不用意に動かしてはいけないのだろうけれど正直こっちも焦っていて、起こしてしまった。

なんか本人が言うにはタンスに乗ろうとしてこけたらしい。

意味がわからん。

やっぱちょっとおかしくなってる気がする。

バイタル測定したり痛みの確認したりして、記録に残そうとしたんだが、魔が差した。

 

記録に残さなかった。

 

家族への連絡とか受診とか上長への報告とか事故報告書とか、面倒くさくなったのである。

まあバレないかな、と計算した。

そのあと自分で杖使ってトイレ行ってたし、(このときは自分でトイレを済ませていた)仮にあとで外傷とか骨折みつかっても頭打った時にケガしたことになんないかなあと考えた。

まあバレてもしらばっくれる予定。

以前の施設でも実は似たような経験あり。

我ながらゴミだな。

ブログタイトル「底辺介護職員の日記」なので勘弁してほしい。

底辺なのだ。

言っちゃあなんだが俺は普段は馬鹿正直キャラで通っているのでこういう万が一のときに疑われにくいのだ。

疑われるとしたら多分別の職員だな。

申し訳ないが。

 

↑の記事部分消そうかと悩んだが、まあとりあえずそのまま投稿する。

怒られたら消すかも。

別に俺が虐待してケガさせたわけじゃないし。

多分似たことやる意識低い系職員他にもいるんじゃないかな。

勿論世の中には真っ当な介護職員も多くいて、そういう方々は怒るかもしれない。

一応言い訳すると、普段だったら俺は事故は隠さず報告する。

まあたまにはね、ということで勘弁してくれ。

これは個人的考え方だが、自分で自分の面倒を見切れなくなった人間は、はっきり言ってその時点で寿命である。

それを無理やり医療や介護で生かしているのだ。

 

あーいかん。

これ以上記事書いたらまたいらんこと言ってしまいそうだ。

明日も夜勤。

明日は事故起きませんように。

まあ仮に明日起きたらそれは素直に報告する。

それが信頼されるコツである。

そんな俺は「底辺介護職員」。